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【02.12.28】県知事選挙 池住さん語る ゴールは平和、県民と歩む

2002年12月28日 「しんぶん赤旗」

 愛知県の革新県政の会が開いた「変えよう愛知。いけずみGO!県民のつどい」(二十五日)では「みんなで愛知を変えよう会」の知事候補、池住よしのりさん(58)とのミニインタビューが行われました(写真)。その一部(要旨)を紹介します。聞き手は愛労連議長の見崎徳弘さん。

 ――池住さんは、日本のNGO(非政府組織)の活動では草分け的な方ですが、どんな仕事を。

 池住さん 生まれは東京。大学を卒業しYMCAで十三年働き、一九八〇年に名古屋にアジア保健研修所をつくるためにきて、そこで十七年間、計三十年間のNGO活動です。

 アジアの農山村、漁村、都市スラムの地域を、どう自分たちでつくっていくか、その指導者の養成が中心でした。

 ――お会いしていつも思うのは鴃みんなといっしょに考え、いっしょに歩いていきたい鴆という思いをずっと持ち続けて見えることです。

 池住さん 八〇年にインドの農村にいったとき、住民のリーダーの一人がいってくれたんです。

 「私の前を歩かないでください。私はあなたに引っ張られたくありません。私の後ろを歩かないでください。私はあなたに押されたくありません。ただ、私たちの横にいてください。そして、人生という長い旅をともに旅していきましょう。ともに歩んでいきましょう」 これをファシリテーターといいます。

 愛知県を、いろいろな人たちの知恵と力を重ね合わせながら、ともに歩む人、ともにつくる人、これをファシリテーターといいます。(拍手)

 ――一番大事にしたい、ゴールと考えていることは。

 池住さん わたしの「ゴール」は、ひとことで言えば「平和」です。「平」は、「イコール」「みな同じ」ということ。「和」の「禾」は「お米」。「口」は「口」。つまり「平和」というのは、すべての人が米を等しく食する状態――。

 いまはそうなっていないと思います。愛知のなかで、日本、アジア、世界で、格差が広がっています。三十年間それを見てきて心を痛めています。本当に「平和」という状況、関係をつくり出していきたい。それが私の「ゴール」です。(・大きな拍手・)(了)@@・インタビューで語る池住よしのりさん・(了)++++


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