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【02.08.13】平和願い戦争展 愛知の空襲犠牲者5831人判明 会場でも調査続く

2002年8月15日 「しんぶん赤旗」

 あいち・平和のための戦争展(豊橋空襲を語りつぐ会、愛知県平和委員会など30団体による実行委員会主催)が13日、名古屋市中村区の愛知県中小企業センター3階で始まりました。 (写真)

 特別企画の一つに県内の戦災空襲犠牲者の名簿調査の中間発表があります。1万3341人中(資料等による)、これまでに5831人が判明。会場でも調査票に記入したり、相談に訪れる人が続きました。責任者の小出裕さんは「軍人、軍属、原爆犠牲者の名簿は行政の調査が進んでいるが、空襲犠牲者はない。協力してくださる方は多いが、かなり年月がかかると思う」と協力を訴えていました。

 中国吉林省档案館(公文書館にあたる)の731部隊に関する資料や、「偽満皇宮博物院」所蔵の渡辺崋山などの作といわれる日本画の展示は、注目を集めていました。

 社会科のレポートのために訪れた椙山女学園高校3年生の生徒2人は、半田空襲の話を聞いて、「同じ年ぐらいの子が飛行機を作るためにかり出されて家に帰れなかった。いまでは考えられない」と話していました。戦争展は17日まで。


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