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【空港】名古屋空港の防衛庁管理許せば大軍事基地化の危険――「存続求める会」結成総会での林信敏県議の講演から

2002年2月6日 「しんぶん赤旗」

 名古屋空港周辺市町の住民らによって、このほど「自衛隊基地強化反対、名古屋空港存続を求める会」が結成されました。その結成総会で、日本共産党の林信敏・愛知県議がおこなった講演のうち、軍事基地化の危険を指摘した内容(要旨)を紹介します。

 「新空港一元化」(2005年開港予定の中部国際空港に名古屋空港の国際、国内定期路線を移転すること)で、名古屋空港の管制業務や着陸帯が防衛庁に移管されれば、全国でも最大級の航空自衛隊基地になる危険性があります。
 名古屋空港の滑走路はジャンボ機でも離着陸できる2740辰猟垢気あります。これを防衛庁が管理すれば、3千探蕕寮藝佝行場に次ぐ、全国最大級の航空自衛隊飛行場になります。
 愛知県はGA(ゼネラルアビエーション空港)=小型機飛行場=にするといっていますが、これは主体にはなりません。
 中部国際空港建設には、名古屋空港が自衛隊主導の軍用空港になる重大問題があることを見ておく必要があります。

海外派兵の拠点機能強化

 昨年九月に同時多発テロ事件が起き、報復戦争参加のためのテロ対策支援法がつくられ、PKO法が改悪されました。航空自衛隊機が戦場に飛ぶことができるようになり、小牧基地からC130H輸送機がパキスタンやグアムへ飛び立ちましたが、もっと高性能で長距離飛行が可能な大型輸送機を導入する動きがあります。
 小牧基地に隣接し、三菱重工名古屋航空機製作所小牧南工場があります。F15など戦闘機の整備や、新型支援戦闘機F2の製造をする軍需工場です。同社の小牧北工場ではミサイルを製造しています。
 小牧基地近くには、航空自衛隊最大の高蔵寺弾薬庫(春日井市)があり、陸上自衛隊第十師団(名古屋市守山区)も駐屯しています。小牧基地は、兵員も武器もすぐに積んで海外にいける基地なのです。これほどの機能のそろった自衛隊飛行場は全国どこにもないでしょう。名古屋空港周辺の春日井市、小牧市、豊山町は、「一元化」にともなう基地機能強化に強く反対しています。
 基地機能強化とは、部隊の増強だけでなく、着陸帯と管制業務を防衛庁に移管することが含まれます。現在はともに国土交通省の管理です、これを防衛庁に移す動きが強まっています。

地元首長は“徹底抗戦”

 このため地元首長は“徹底抗戦”の姿勢を示し、「一元化」容認見直しもほのめかしています。
 国や県は、中部国際空港開港後の名古屋空港管理者をどこに移すか協議中としていますが、ことしの早い時期に結論を出すともいわれてお、事態は切迫しています。
 地元の方たちは、戦前は旧軍隊に飛行場建設のため有無をいわさず土地を取り上げられ、戦後も米占領軍の進駐で苦労させられています。軍用空港化にはこぞって反対しています。県は「防衛庁管理の基地化を回避するため、最大の努力を尽くす」と約束しています。問題は決着がついていません。これからががんばりどきです。


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