6月3日「しんぶん赤旗」
名古屋市熱田区の千年学区で27日、「ちとせ九条の会発足の会」が開催されました。
千年学区は戦前軍需工場であった愛知航空機の工場群があり、1945年6月9日には米軍の8分間の爆撃で2000人をこえる死者が出た熱田空襲の舞台ともなりました。
「あいち九条の会」の呼びかけ人でもある地元在住の高木輝雄弁護士は「憲法九条の改悪をめぐる状況」と題して講演。日本国憲法の誕生について、憲法を変えようとする現在の動きについて、そして今私たちに求められていることについて話しました。
会場からは「当時商船学校に入学が決まっていたにもかかわらず、戦場に駆り立てる担任教師の言葉で海軍の幼年兵になった。あの時と同じような時代になりつつある。ぜひとも九条の会の輪を広げなければならない」との発言がありました。
最後に、「9・11テロ攻撃」への深い衝撃と悲しみから生まれた「ねがい」を合唱しました。