5月16日「しんぶん赤旗」
愛知・宗教者九条の会は13日、名古屋市中区の真宗大谷派名古屋別院(東別院)で学習討論会を開きました。松浦悟郎カトリック大阪教区補佐司教が講演。けさをかけた人や修道女姿の人、無宗教の人も含め100人が参加しました。
「会」は、昨年12月に発足、仏教やキリスト教、天理教など宗派を超えて賛同を呼びかけ、この日までに300人の宗教者、信者が賛同者として名を連ねています。
松浦氏は、「宗教者は現実とどうかかわっていくかが問われています。世界平和と個人の尊厳をうたう憲法と、教育基本法を守るために、私たち一人ひとりが“となりの人”と語り合っていくことが必要です」と語りました。
参加者からは、「『子や孫を“人殺し”にさせたくないでしょう』と言えば、みんな納得してくれます。一人ひとりの草の根の運動が大切」「土曜学校で憲法の素晴らしさを子どもたちに伝える努力をしています」など、発言が相次ぎました。
真宗大谷派僧侶の石川勇吉さんは、「教育基本法の改悪で、内心の自由が犯されようとしている今、国民と宗教者が手を結び合うことの必要性を改めて強く感じました」と感想を述べました。