4月20日「しんぶん赤旗」
日本福祉大学9条の会は15日、同大学内で「9条の会結成1周年のつどい」を開きました。同大学と付属高校の学生・生徒、教職員など約70人が参加しました。
同大生協専務理事の大谷光一氏は「高校生、大学生、教職員が『憲法9条を守れ』と1年間取り組んできました。さらに改憲反対の運動を広げましょう」とあいさつ。
セイブ・イラクチルドレン・名古屋代表の小野万里子弁護士は「今イラクの子どもたちは―世界と日本の平和を考える」と題して講演。劣化ウランによる白血病やがん多発状況を説明し、「年間数百億円を使って自衛隊をイラクに派遣しています。これだけのお金があれば数十のがんセンターができます。イラク援助の仕方が問われています」と語りました。
学生の丹羽史架さん(全学生自治会連合委員長)は「新入生アンケートで8割近くが『平和憲法を守るべき』と答えています。署名など運動を広げます」と決意を述べました。
参加した新入生(18)は「障害を持ったイラクの子どもの写真にショックを受けました。弱い者を犠牲にする戦争を起こさないために憲法を守りたい」と話しました。