3月12日「愛知民報」
名古屋市緑区では「少なくとも中学校区に一つの『九条の会』をつくろう」と、各地で9条を守る宣伝・署名行動、学習会、映画会、すいとんを食べながら戦争体験を語る会など多彩な活動を活発におこない、会員や賛同者を広げています。
1年間で区内の「九条の会」(準備会を含む)は地域、職域、分野別まで含めて23に広がりました。
9人の呼びかけ人で発足した「旭出・滝の水九条の会」は、月1回9の日に宣伝行動に取り組んでいます。署名で訪問した家にニュースを配布しています。配布世帯は350軒を超えました。
「戸笠九条の会」も9人の呼びかけ人でスタート。「九条ポスター」を百枚張り出そうと頑張っています。
「有松・桶狭間九条の会(準備会)」は呼びかけ人が百人になるまで準備会のままで行く方針。宣伝、署名行動や月1回のニュースの発行に取り組んでいます。5日には「有松診療所九条の会」と共同で映画「軍隊を捨てた国」コスタリカの上映と戦争体験を聞くつどいを開きました。「有松診療所九条の会」は診療所の前に5メートルほどの横断幕を掲示しています。
自転車愛好家でつくる「ピースサイクル九条の会愛知」や健康法・気功(きこう)愛好家で作る「気功九条の会」も結成されています。
同区内に「九条の会」を広げる活動に関わってきた「平和・民主主義・暮らしを守る緑区懇話会」の刈谷隆さんは「憲法改悪を阻止し9条を守ることができたときにはまさに、日本と世界を動かす平和の流れを作り出すことになるのは間違いありません。さまざまな人や団体の交流の場、思想信条、立場を超えた人の懇談の場を作り、活動を展開していきたい」と話しています。