12月17日「しんぶん赤旗」
津島市の「つしま九条の会」は11日、同市内で戦争体験を聞くつどいを開き、70人が参加しました。講演したのは、長谷川春一元市教育長と平岩和子元市議。
長谷川氏は、1944年に米軍の攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の遭難者を救出した体験を、平岩氏は終戦時に2歳の長男と8カ月の長女を連れて朝鮮半島北部から帰国した体験を話しました。
長谷川、平岩両氏は、「戦争では子どもや女性など一番弱い人が犠牲になります。再び戦争が起きないよう、九条を守ることが大切です」と訴えました。
「会」は6月の発足以来、「9」のつく日に署名行動にとりくむとともに、平和の鐘つきや「すいとん」を食べながら「平和を語る会」(8月)、映画上映会(10月)などを開いてきました。
参加者からは「九条の大切さを地域のすみずみに広められるよう、会のとりくみを強めていきたい」と話していました。