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【05.12.06】思想信条超え、憲法語りたい 岩倉、小牧で「九条の会」

12月6日「しんぶん赤旗」

●岩倉市

 岩倉市で4日、「岩倉九条の会」の発足集会が開かれました。保守系元市議や市医師会長、元市代表監査委員を含む120人が参加。全国の「会」や平和を願う世界の人々と連帯して、戦争する国づくりに反対するアピール文を採択しました。この日に向け、僧侶や会社社長、動物園元園長ら40人が「呼びかけ人」になり、すでに503人が入会しています。

 集会では「呼びかけ人」の大野邦夫氏が「平和憲法を守るために市民と語り合っていきましょう」とあいさつ。沢田昭二名古屋大学名誉教授(原水爆禁止日本協議会代表理事)が、戦争と平和をめぐる世界の流れと、憲法の意義をテーマに記念講演しました。

 私立高校3年生の石塚隆志さん(18)らがリレートーク。大学受験勉強中の石塚さんは「憲法は弱い立場の人たちを守る精神で貫かれていると思います。大学に合格したら平和や人権を守る運動に参加していきたい」。

 元市代表監査委員の梅本保夫さん(75)は「思想信条の違いを乗り越えて憲法を守っていく必要があります。改憲の立場の人のなかに積極的に飛び込んでいって、議論をしていきたい」と語りました。

●小牧市

 「こまき九条の会」結成総会が4日、小牧市で120人の参加で開催されました。めいきん生協組合員有志が憲法を朗読。高校生たちが平和と高校生の要求の実現を願って力強く「群舞」を披露しました。

 リレートークでは「子どもたちに銃や剣を持たせてはならない。その力を小牧から」(宗教者)「自分が何をしなければいけないのか、自分で考えて行動していきたい。世界に誇れる九条を守っていきたい」(主婦)「九条はあの戦争の戦没者たちの形見であり、遺言状だ」(戦没者遺族の会会員)などの発言が相次ぎました。

 近藤真岐阜大教授が記念講演し、「九条改憲はイラク戦争に自衛隊が自由に行動するためにやられようとしている。断固としてやめさせよう」と呼びかけました。