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【05.12.02】中学校区で「九条の会」 春日井市

12月2日「しんぶん赤旗」

 春日井市でこのほど、「春日井東部中学校区『憲法九条の会』(三浦秀夫・代表世話人)発足のつどいが開かれました。

 会場の同市・総合福祉センターには、当日の新聞報道を見て参加した2人を含む、34人の市民が参加。会員は当日までに92人に達し、募金も4万7000円寄せられました。

 つどいでは、経過報告や申し合わせ事項、アピール文の提案に続いて、戦争を体験した高齢者や被爆2世の若い女性、母親の立場でマイクを握った女性ら参加者が次々発言しました。

 「戦争中、長野の辰野に住んでいた」という男性が、「収容所に入れられていた朝鮮人が逃亡したが捕まり、2日間はしごに縛られていた。その後、その人がどうなったかは分からない。助けられなかったことを今でも悔やんでいる」と絶句すると、会場は静まりかえりました。

 名古屋市立大学の森正・名誉教授が「日本国憲法の誕生と日本人(布施辰治のこと)と題して記念講演。そのほか、沖縄出身の女性が、米軍統治下の子どものころ、空き缶などで作った「カンカラ三線」を再現して演奏し、中国語、英語、エスペラント語による憲法九条の朗読も披露されました。

 会では、毎月の世話人会開催や2ヵ月ごとの行事開催などを確認しました。