総選挙が10日公示されました。衆院の選挙制度は小選挙区と全国11ブロックの比例代表選挙です。東海ブロック(愛知・岐阜・三重・静岡)の定数は21。日本共産党は同ブロックで96万票を獲得し、現有2議席から1996年以来の3議席以上への躍進をめざします。愛知の得票目標は43万票です。
今回の総選挙では、政党を選択する比例代表選挙でも市民との共同が広がっています。
10日に名古屋市中区でおこなわれた比例出発式には、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合@愛知やママの会のメンバーが激励に駆けつけ、連帯のエールを交わしました。
県内で野党共闘を進める運動をおこなってきた「市民と野党をつなぐ会@愛知」と日本共産党愛知県委員会は9日、安保法制の廃止、立憲主義の回復、原発再稼働反対、安倍9条改憲反対などの政策協定を結びました。
「つなぐ会」は協定した政党の小選挙区と比例東海候補を支援し、当選者は公約実現に向けて全力を尽くすことを誓う内容です。
日本共産党が候補者を立てない小選挙区では、「比例を軸」にした支持拡大が行われています。
名古屋市東区(愛知1区)の日本共産党砂田橋支部は地域の名簿への電話作戦で「比例代表で共産党を大きく伸ばし、大野ひろみつ候補を国会に送ろう」と訴えています。福武肇さんは「毎日50本」と言います。
天白区(愛知3区)の電話センターで野並、植田両支部は連日、支持拡大の活動。野並支部の砂子永二さんは「得票目標の8割までやっときた。明日はもう公示。まだまだ足りない」といいます。
野並支部は9月上旬から、「解散濃厚。野党共闘の様子見ではいけない」と比例支持拡大を開始、20日から電話による支持拡大を連日おこなっています。
植田支部の杉浦健治さんは「みんな安倍自民党は許せないといいます。希望の党への期待もない。共産党にカベはない」と語りました。