愛知民報

【17.09.22】戦争法の発動許すな 小牧平和県民集会 事前学習会 小泉親司氏が講演

講演する小泉親司安保破棄中央実行委員会常任幹事=10日、名古屋市熱田区

 航空自衛隊小牧基地の機能強化反対、愛知の戦争拠点化阻止を訴える小牧平和県民集会が10月8日、小牧市内でおこなわれます。これに先立つ10日名古屋市熱田区で、小泉親司安保破棄中央実行委員会常任幹事(元日本共産党参院議員)を迎えた事前学習会がおこなわれました。
 小泉氏は講演で「2015年の安保法制=戦争法の強行成立から2年経過し、自衛隊はどのように変ぼうしようとしているのか」と問題提起しました。
 小泉氏は、①自衛隊が米空母やB1B核爆撃機の護衛など憲法9条に反する「武力の威嚇」「武力の行使」に参加していること②安倍政権が地上配備型ミサイル迎撃システム(陸上イージス)、F35戦闘機、オスプレイなど米国の高額の最新鋭兵器の購入、防衛費の5年連続増額③三菱重工小牧南工場へのF35修理・整備拠点設置など米軍の「前方展開」兵站基地化④愛知が軍事スパイ衛星、GPS衛星など宇宙の軍事利用、「軍学共同」の拠点となっていることを紹介。「安倍9条改憲を阻止し、戦争法発動を許さない世論と運動を広げるためにも『3000万署名』を大きく成功させることが重要」と訴えました。
 北朝鮮の核・ミサイル問題では「改憲、軍拡、沖縄新基地建設の推進に利用してはならない」と述べました。