北朝鮮は8月29日未明の弾道ミサイル発射に続いて、3日には核実験を強行しました。日本共産党は厳しく糾弾するとともに、米朝両国の直接対話で軍事衝突の回避を求める志位和夫委員長の談話を発表。愛知でも街頭で訴えました。
日本共産党愛知県委員会は8月31日名古屋市中区のデパート前で、29日未明の北朝鮮のミサイル発射に抗議しました。植田和男県常任委員、県委員会勤務員らが訴え、ビラを配布しました。
植田氏は「北朝鮮のミサイル発射は絶対に許せません。安倍政権はアメリカと一緒になって圧力を強めることばかりを考えている。とんでもない。日本政府は紛争を戦争にしないために全力を尽くすべき」と訴えました。
ビラを受け取った千種区の男性(76)は「何としてもアメリカと北朝鮮の軍事衝突は避けてほしい。日本が攻撃対象にされるようなことがあってはいけない」と話していました。
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日本共産党の大野ひろみつ衆院愛知1区予定候補は4日早朝名古屋市東区で、北朝鮮の核実験に抗議する横断幕を掲げ、通勤・通学客に、米朝の直接対話を促し、平和的・外交的解決を促す同党の見解を紹介しました。
登校してくる高校生が横断幕を見て「北朝鮮やばい」「戦争になったらどうする」と話していました。
緊張緩和のための対話を 日本共産党 井上議員が強調
日本共産党の井上さとし参院議員は8月30日におこなわれた参院外交防衛委員会の閉会中審査で、軍事衝突を避け、対話で解決するよう求めました。
井上氏は弾道ミサイル発射を厳しく批判するとともに、経済制裁と一体で対話による解決の道を粘り強く追求するよう強調しました。政府側は「対話のための対話は意味がない」との姿勢に終始。井上氏は「意味ある対話を引き出すための対話、緊張緩和のための対話もある」と迫りました。
衆院安全保障委員会では、赤嶺政賢議員が軍事的圧力を強める日本政府の姿勢を批判しました。
両委員会は全会一致で北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議を採択しました。