愛知民報

【17.08.06】核兵器廃絶ヒバクシャ国際署名推進 愛知県民の会設立

ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会設立の集い=7月30日、名古屋市

 

 核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会」設立の集いが7月30日、名古屋市内でおこなわれました。
 ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏をはじめ22名の著名人が呼びかけ人になりました。同署名は世界で数億の単位で集められ、2020年まで毎年国連に届けられます。
 呼びかけ人のひとりで、広島の被爆体験を持つ沢田昭二原水爆禁止愛知県協議会(愛知県原水協)理事長は、「7月7日の国連会議で採択された核兵器禁止条約は画期的。被爆者と市民が共同した長年の反核平和運動が結実しました。しかし、〝核の傘〟の下にある日本は国連会議に不参加。日本は唯一の戦争被爆国なのに残念です。日本政府の態度を改めさせるうえでも、ヒバクシャ国際署名は大きな力になります」と強調しました。
 集いでは、県下各地の運動が紹介されました。8月27日に署名推進連絡会を結成する春日井市の参加者は「1985年に呼びかけられた『ヒロシマ・ナガサキからのアピール署名』を住民過半数から集めた経験がある。今回のヒバクシャ国際署名もたくさん集め、反核平和の大きな運動をつくりたい」と発言しました。
 同署名キャンペーンリーダーの林田光弘さん(長崎被爆3世)が講演。「核兵器をなくす世論をつくるためには被爆体験を世界に伝えることが重要。ヒバクシャ国際署名は最良のツール」と訴えました。
 県内では、犬山、津島、清須、大口、飛島、半田、岩倉、弥富、豊明、扶桑、東浦、武豊、江南、愛西、知立、蟹江、あま、稲沢、北名古屋、豊山の20市町村長が署名しています。