愛知県議会6月定例会は最終日6日の本会議で、常滑市の中部空港島で2019年開業予定の愛知県国際会議場の整備事業費を含む一般会計補正予算案を賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
国際展示場の工事費の総額は昨年12月に契約した343億円から6億円増えます。今回の補正予算案には約6000万円計上されました。反対討論で日本共産党の、しもおく奈歩議員は「県民の税金が湯水のように使われることは許せません」と強調。大型開発に暴走し、県民負担を増やす県の政策を批判しました。
補正予算案に計上された大企業と中小企業の人材交流を図る「プロフェッショナル人材戦略拠点運営委託事業費」について、「単価を叩かれる。大企業と中小企業が対等にならないことが懸念され、抜本的な中小企業支援とは言いがたい」として反対しました。
同議会では、ギャンブル依存症対策の強化を国に求める意見書に日本共産党は反対しました。わしの恵子議員は討論で、カジノ解禁法のもとで政府がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備を前提にギャンブル依存症対策を進めていることを指摘。
「カジノ合法化の地ならしではなく、ギャンブル依存症対策は独自におこなうべき」と反対理由を述べました。