子どもの医療費無料化を中学卒業まで拡充することを求める請願署名のスタート集会が3日、津島市内でおこなわれました。
愛知県の子ども医療費助成制度は通院就学前、入院中学卒業まで。県内全市町村で独自の上乗せがおこなわれていますが、対象学年と給付方法に差があります。
津島市では通院無料は小学3年まで。入院は中学卒業まで無料ですが、小学4年以上は医療機関窓口でいったん自己負担分を払ってから市役所に申請して払い戻される〝償還払い〟です。
日本共産党の太田幸江市議は「親から『医療費を何とかして』という要望を聞きます。市役所の担当者から『償還払いの未申請がある』という話も聞きます。検診で見つかった虫歯を放置する例もあります」と述べ、完全無料化に向け全力をあげる決意を表明しました。
今年7月から中学卒業まで通院窓口無料化が実現する、あま市で署名運動に取り組んだ太田智恵さん(45)が報告。「3年8カ月で延べ1万9043人の署名を集め、議会に8回提出した。議員の態度の変化を感じた」と語りました。