愛知地方最低賃金審議会は6日、2018年度の愛知県の最低賃金(最賃)改定について、現在の時給871円から27円引き上げ、898円にすることが適当と愛知労働局長に答申しました。昨年の引き上げ幅を1円上回りました。最賃は正規・非正規を問わず、すべての労働者が対象です。10月1日から実施されます。
厚生労働省の中央最賃審議会の小委員会は7月25日、全国平均26円、愛知県を含む6都府県について27円を目安に引き上げるよう答申しました。愛知県労働組合総連合は同日、時給1000円以上への最賃引き上げを求める要請署名8564人分を愛知労働局に提出。3日朝には名古屋市中区三の丸で宣伝行動をおこないました。
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愛労連の知崎広二事務局長の話 25歳の単身者が名古屋市内で暮らすには時給1300円以上必要です。主たる生計維持者が非正規という世帯も増えています。今回の引き上げ幅は生活できる賃金には及びません。引き続き最賃引き上げの運動を広げます。