命にかかわる危険なな猛暑がつづいています。豊田市で17日、小学1年生が熱中症により死亡するという痛ましい事故まで発生しました。
ところが、愛知県下の小中学校のエアコン設置率は35・7%にとどまり、全国平均の49・6%を下回ります(2017年・文部科学省調べ)。47都道府県中の順位は24位でした。愛知県は全国2位の財政力を持ちながら、学校教室へのエアコンの設置は遅れています。
日本共産党愛知県委員会と同党県議団は23日、県下の公立学校の普通教室にエアコン設置を求める申し入れをおこないました。
わしの県議は、エアコン設置は「子どもたちの健康と命にかかわる重大で喫緊の課題」と強調し、エアコン設置への県補助を求めました。県側は、予算不足を理由に「県補助は検討していない」と回答。しもおく県議は、「大型開発には税金投入する一方、教育予算は全国最低水準」と県政の逆立ちを批判しました。
県教委の担当者は、「ある特別支援学校では、エアコンが設置されていない教室から設置されている教室に生徒たちを移動させた」と発言。エアコン整備が不十分なまま放置されてきた現場の実情が浮き彫りになりました。
申し入れには、すやま初美参院愛知選挙区予定候補、わしの恵子、しもおく奈歩両県議、岡田ゆき子、みつなか美由紀、いたくら正文、高橋まきこの各県議予定候補が参加しました。