海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」(排水量1万9500㌧、全長248㍍、乗員約470名)が20日から23日まで、名古屋港に入港し、金城ふ頭に停泊しました。同艦の名古屋港への入港は2016年5月の伊勢志摩サミットの警備のための寄港に続き2度目。
今回の入港目的は、物資補給、乗組員の休養と広報活動とされています。21、22日には一般向けの見学会や、15歳から26歳を対象にした特別見学会が実施されました。広報を目的とした見学会がおこなわれたのは、昨年3月に入港した多用途支援艦「えんしゅう」に続くものです。
「いずも」は横須賀港(神奈川県)を母港とする海自最大の自衛艦。〝ヘリ空母〟と呼ばれており、艦首から艦尾まで貫く甲板を持っています。政府は、同艦の甲板を改修・強化し、対地攻撃ができるステルス戦闘機F35Bを搭載する検討を始めています。実施されれば、攻撃型空母への改造となり、自衛隊が専守防衛を投げ捨て海外で戦争する国づくりを進めることになります。
日本共産党愛知県議団、同名古屋市議団は、入港に先立つ10日、商業港である名古屋港への自衛艦入港の拒否、岸壁を広報に利用させないことなどを名古屋港管理組合(管理者・河村たかし名古屋市長)に申し入れました。