航空自衛隊小牧基地で3日におこなわれるオープンベース(基地公開)で、空自のアクロバット飛行隊・ブルーインパルスの展示飛行(曲技飛行)が実施されないことが同基地の公式ホームページ上で明らかにされました。 同飛行隊は自衛隊の広報が任務。昨年3月5日に小牧基地でおこなわれた展示飛行では、6機が機体からスモーク(煙)を出しながら編隊飛行や急旋回を繰り返しました。
空自小牧基地周辺は住宅密集地。昨年のオープンベースでは周辺の2市1町(春日井市、小牧市、豊山町)の市長・町長が曲技飛行に反対しました。
今年1月には、昨年の住宅密集地上空でブルーインパルスの曲技飛行をおこなったのは「航空法違反」だとして、住民388人が名古屋地方検察庁に当時の小牧基地司令を刑事告発しました。
同法は国土交通相の許可がない曲技飛行や低空飛行を禁じています。