阿久比町では1月22日までに1577人分の「3000万人署名」が集まっています。
同町では昨年12月19日、思想信条、党派や立場を超えて安倍9条改憲反対の輪を広げようと、「9条改憲NO!あぐいの会」が結成されています。
元町長・元町議、僧侶・文化人ら130人を超える人たちが賛同者に名を連ね、「3000万人署名は改憲の発議をさせない掛け値なしの運動」と大奮闘が始まっています。
署名の目標は2017年衆院選の投票者1万3517人の過半数の7000人分。
無所属町議は地元集落を軒並み訪問。500人分を超える署名を集めました。別の無党派の9条の会会員は、「空襲で亡くなった父の遺体がリヤカーに積まれて火葬されたこと、弟を連れての学童疎開、空襲下、二人の子を連れて逃げまどい、やっと命を繋いだ母、貧苦の戦後、戦争だけは絶対にさせてはならない」と手紙に書いて署名用紙とともに各戸に配布。150人分を超える署名が集まっています。
日本共産党阿久比南支部の田中邦雄さんは「北朝鮮とアメリカに戦争をさせないことに力点を置いて訴えています。軒並み訪問とともに、この署名の意味を知らせ、運動に勢いをつける宣伝を重視しています」と話しています。