愛知県内の環境団体や公害病患者団体などでつくる「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせい行動実行委員会」(野呂汎会長)は行動開始から40周年の今年、記念誌『焔(ほむら)の群像Ⅱ』を発刊しました。記録集の発刊は2005年に続き2回目。
同実行委員会には約50の住民団体が参加し公害・環境分野の共通の課題で共同して行政など関係機関への要求運動を進めています。 1977年から毎年、住民団体から出た要求を取りまとめ、愛知県知事・名古屋市長と直接懇談をおこなっています。今年は7月に大村秀章知事、8月に河村たかし市長にたいし、リニア中央新幹線の工事から住環境を守ることなどを求めました。
『焔の群像Ⅱ』は143㌻。2002年から16年までの活動を記録しています。大気汚染、道路・鉄道・空港による環境破壊、自然保護、薬害根絶など多岐にわたります。
同会が11月23日名古屋市内でおこなった集会で、粟屋かよ子元四日市大学教授は三重県四日市市での活動を紹介。「市民が公害の教訓を引き継ぐ活動を続けている」と語りました。
1200円。問い合わせ=実行委員会☎052(832)1346(愛知県保険医協会)