県は総工費302億円をかけて建設した複合施設「あいち健康プラザ」(東浦町)の一部を取り壊し、規模を縮小する方針を固めました。県が取り壊すのはホテルや温泉施設が入る健康宿泊館以外の健康科学館(展示施設)、健康開発館(プール、トレーニングジム)、健康情報館(図書室)。取り壊しの理由は、維持費、改修費の削減。
日本共産党の、わしの恵子議員は3月14日の健康福祉委員会でプールについて質問。「地元の方々に支えられてきた必要な施設であり、県の貴重な財産。1997年に開設してから20年もたたないのに閉鎖するのは大問題」と指摘。廃止の再検討を要求しました。
わしの議員は、東浦町議会、大府市長、大府市議会議長がプールを「健康づくりを実践するための施設」「認知症予防にとって効果が期待できる重要なアイテム」と評価し、存続を要望する意見書、要望書を県に提出する予定であることを紹介。「県は要望にこたえよ」と迫りました。
県側は「広域的施設は必要だが、プール利用者は4割減っている」と答えました。