市民と野党の共闘で安倍政権の暴走政治に「ノー」の声を突きつけようと「市民が野党を応援する街頭演説会」が20日、名古屋市中区の街頭でおこなわれました。主催したのは、3・11の福島原発事故以後、名古屋で反原発、反戦争法、反ファシズムのデモをおこなってきた市民団体Antifa758(アンティファナゴヤ)。
日本共産党から小池晃書記局長・参院議員、自由党から森ゆうこ参院議員が登壇。両氏は23日に国会で籠池泰典理事長の証人喚問がおこなわれる大阪府の学校法人・森友学園に国有地が格安で売却された問題について「安倍政治の象徴。徹底究明を」と訴えました。
小池氏は、同学園が幼稚園児に教育勅語を暗唱させたり、運動会で「安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです」と宣誓させる異常な教育をしていることに触れ、「極右的な流れがいかにうさん臭いかがはっきりした。安倍政権がめざす?美しい国?はまっぴらごめん。選挙で勝ち抜き、自民、公明、維新を少数に追い込もう」と呼びかけました。
森氏は昨年、定数1の参院新潟選挙区とその後の新潟県知事選挙で市民と野党の共闘が自公勢力に勝ち抜いた経験を紹介。「自民党幹部が毎日のように押し寄せてくる選挙だった。市民と野党が1つにまとまったから勝つことができた」と強調しました。
演説会には民進党の山尾志桜里衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員からメッセージが寄せられました。