名古屋市長選挙は4月9日告示、23日投票です。2期8年間の河村市政に審判を下し、「市民が主人公」の名古屋市政に転換する政治戦です。
選挙戦は河村たかし現市長と、前副市長で弁護士の、いわき正光氏(新しい名古屋をともに創る会)の一騎打ちの様相。日本共産党は名古屋・革新市政の会とともに、いわき氏を自主的に支援し、勝利をめざして全力でたたかいます。
河村市長は2009年の選挙で、市民税10%減税など「庶民革命」を掲げて当選しましたが、実際には、大企業・富裕層を優遇し市民の半分以上に恩恵がない市民税減税を実施。リニア中央新幹線開業を見越した名古屋駅周辺開発など大型公共事業に熱中する市政をおこなってきました。
同市長は?金持ち減税?をテコに小学校給食の調理業務の民間委託、公立保育園の廃止・民営化、保健所の統廃合など、くらしの施策を切り捨てています。介護保険料は県下で3番目の高さで、保険料の減免制度が皆無など、福祉に冷たい市政になっています。
昨年末に立候補を表明した、いわき氏は、河村市政を「名古屋城天守閣木造化やSL運行など市長の思い込みや思い付きによる混迷と停滞の連続」と批判。子どもの虐待死ゼロ、いじめ自殺ゼロ、敬老パス制度の拡充、小学校給食の無償化などくらし・福祉の充実を求める政策を発表しています。
日本共産党愛知県委員会は18日に開いた名古屋市活動者会議で、いわき氏の勝利に向け、告示日前に革新市政の会のビラの全戸配布、宣伝カー、ハンドマイクの総出動、対話・支持拡大に全力を上げることを決めました。