愛知民報

【17.02.19】エキタス東海トークライブ 格差・貧困ただす

 最低賃金(最賃)の1500円への引き上げを求めて運動する市民団体・AEQITAS(エキタス)東海は12日名古屋市内で、経済的格差と貧困をテーマにトークライブをおこないました。
 エキタス(東京)の原田仁希さんは、?自己責任論?や貧困バッシングの風潮の広がりについて「一生懸命働いても、安い賃金しか受け取れず、生活保護基準かそれ以下の水準の収入で生活している人が若い人の中にたくさんいることが一つの要因。賃金構造を根本から問い直すべき」と述べました。
 また、非正規労働者、未組織労働者を視野に入れた運動の構築を強調。「アベノミクスに対抗する経済・労働の動きをつくる。デモやネットを活用したキャンペーン型の運動を広げたい」と語りました。
 地元のエキタス東海から学生のケータさんと熊谷茂樹さんが発言。
 ケータさんは、コンビニエンスストアに広がる?ブラックバイト?の実態を体験を交えて告発。「高校生バイトが節分の恵方巻(のり巻き)の販売ノルマを押し付けられていた。300本も買い取った店員もいた。ブラックな社会を正したい」と話しました。熊谷さんも低賃金・長時間労働の経験を語りました。
 蓑輪明子名城大学助教は、「生活を守るため、誰もが当事者として声を上げられる」と述べ、幅広い運動を呼びかけました。