愛知民報

【16.12.04】革新県政の会が来年度予算要望 県営住宅の早期修繕を

 
 くらし、教育、平和をまもる清潔な革新県政をつくる会(革新県政の会)は11月18日、来年度愛知県予算編成について203項目の重点要望を持って県の担当部局と交渉しました。日本共産党の、わしの恵子、しもおく奈歩の両県議が同席しました。
 県営住宅の問題で会側は、老朽化した空き家の修理が追いつかず、放置されていることを追及。維持修繕費の抜本的増額を要求しました。交渉に参加した名古屋市北区の住民は「UR賃貸住宅に住んできた人が高齢化、単身化で家賃を支払うのが困難になっており、公営住宅入居を希望する人が増えている。早く空き家を修繕し、募集件数を増やしてほしい」と訴えました。県側は「現場の状況は承知している。維持修繕の必要性は感じている。予算確保に努力する」と回答しました。
 リニア中央新幹線建設の中止を求める要望にたいし県側は「国土交通省が認可したもの。必要な社会基盤」という従来の回答に終始。会の榑松佐一代表は「今年から公的資金が入る公共事業になる。県は『JRの事業』と逃げてはいけない」と批判。工事車両による環境破壊を未然に防ぐよう県に求めました。