愛知民報

【16.11.13】最賃引き上げを求める宣伝 生活できる賃金を

 愛知県労働組合総連合(愛労連)は3日、全国一律時給1000円以上の最低賃金(最賃)の実現と最賃違反の根絶を求める街頭宣伝をおこないました。
 名古屋市議会と愛知県議会は、9月定例会で、最賃の引き上げを国に求める意見書を採択しました。
 愛知県で10月1日施行された最賃額は845円。愛労連がおこなった単身者の最低生計費調査結果は、時給換算で1521円が必要としています。
 榑松佐一愛労連議長は「8時間普通に働けば、だれもが憲法が保障する人間らしい最低限の生活ができる賃金に底上げする必要がある」と強調。中小企業への支援とあわせ、最賃額の引き上げを訴えました。
 適正な最賃額を聞くシールアンケートに「1500円」と答えた高校生は「バイトの時給は少ない。もっと上げてほしい。将来が安心できない」と話しました。