安倍政権打倒を掲げて野党と市民が共同する歴史的な参院選は10日が投開票です。日本共産党は、比例代表での躍進の大波をつくり、18年ぶりの愛知選挙区での議席獲得に向け、攻勢的な選挙戦を展開しています。同党の、たけだ良介比例代表候補、すやま初美愛知選挙区候補は5日名古屋市内で、同党の志位和夫委員長とともに演説。最後の踏ん張りで何としても国会にかけのぼる決意を表明しました。立憲デモクラシーの会の中野晃一上智大学教授、SEALDsTOKAIの海老原陽奈さんが応援演説しました。
選挙戦終盤、日本共産党が掲げる、「安倍政権ノー、野党共闘イエス」の訴えに共感が広がっています。同党の志位和夫委員長が公示直後の6月26日に名古屋市の栄オアシス21でおこなった街頭演説には約6000人の聴衆が集まりました。
29日には小池晃書記局長が雨の中、名古屋市金山総合駅前と尾張一宮駅前で街頭演説。自公両党がテレビや街頭で「野合」と攻撃していることについて、「反共のレッテルで、市民の願いを押しつぶせると思ったら大間違いです。市民と野党の共同は『希望』です」と強調しました。
街頭宣伝や演説会には、たけだ、すやまの両候補に加えて、本村伸子、島津幸広の両衆院議員、井上さとし参院議員が連日愛知に入り、弁士を務めています。スーパー前や駅頭など演説ポイントには近所の人が集まり?まちかど演説会?の様相になっています。
同党の宣伝カーには「今度は共産党とみんなで話し合っている。何としても平和を守りたい」「10人に広げたよ。がんばれ」などという声が寄せられています。乗務員は「車の中から手を振ってもらえた」「ビラの受け取りがよくてびっくりした」「自民党のポスターが張ってある家の人も手を振ってくれた」と報告しています。
公示後、連日おこなわれている、すやま候補の演説会は大盛況です。28日の春日井市で開かれた演説会では「心に響く素晴らしい演説だった」と感想が寄せられています。
4日には、愛知・岐阜・三重・静岡4県のいっせい宣伝を展開。地方議員先頭にビラを配布しました。
市民と街頭宣伝 大応援会
日本共産党の、すやま初美参院愛知選挙区候補の魅力を幅広い無党派層や若者にアピールする“大応援会”が3日、名古屋駅前でおこなわれました。すやま候補を応援する市民が参加。軽快な音楽に合わせて駅利用者や買い物客らに「選挙に行こう」と呼びかけました。
「友人が学費が払えず2回休学した上、中退に追い込まれた。若者に希望を」(学生)、「夫や子どもの大切な命が奪われる戦争は反対」(女性)、「頑張って働いてもよりよい生活が望めなくなっている」(労働者)、「引越し先で保育園に入れなかった同じ立場の友だちがたくさんいる」(ママ)と、すやま候補の政策への期待を表明しました。
すやま候補は「市民の応援に励まされています。政策実現にがんばる」と選挙戦を勝ち抜く決意を表明。聴衆から大きな声援が寄せられました。