愛知民報

【16.03.20】県政フラッシュ 2月定例会 2015年度補正予算など議案質疑 

国保に財政支援を わしの恵子議員

 わしの恵子議員は、国民健康保険の財政運営が2018年度から県単位化されることをとりあげました。
 わしのさんは、高すぎる国保料(税)を抑制するために市町村が一般会計から国保会計に繰り入れをおこなっていることについて、「市町村と議会の選択であり、国や県からなんら規制されるものではない。国や県からのいっそうの財政支援が必要」と述べ、県の所見を聞きました。
 県側は「財源は国が責任を持っておこなうこと。保険料や一般会計からの繰り入れは市町村が判断すること」と答えました。

県営住宅改修早く わしの恵子議員

 わしのさんは、日本共産党愛知県委員会が2013年秋に取り組んだ県営住宅アンケートにふれ、「玄関のドアがさびだらけ」「ベランダのさびがひどく布団が干せない」など老朽化が大規模にすすんでいる実態を告発。建替計画の進行状況、県予算で1996年と比べて半分程度に減っている維持修繕費を増額するための一般会計からの繰り入れ、県公社負担で玄関ドアを塗装することが可能か、3点質問しました。
 県側は「古い住宅は建て替え、比較的新しいところは長寿命化の計画を立てる」と答弁。玄関ドアについては「入居者負担」という認識を示しました。

ブラック企業なくせ しもおく奈歩議員

 しもおく奈歩議員は、昨年9月議会で若者支援をとりあげた一般質問にたいし、「若者が使いつぶされてしまえば社会的に大きな損失」と答弁したことにふれ、「若者が希望をもって働ける社会の実現に向け、県が積極的な施策を」と述べ、県の考えをただしました。
 県側は「愛知労働局と連携して、新卒者への就職支援、離職者に対する職業訓練、企業に対する正社員化促進を行う」と答弁。労働関係法令や相談窓口を周知するリーフレットは「就職関連イベントや学校への出前講座で直接渡るようにしたい」と答えました。
 しもおくさんは昨年9月議会でリーフレットの数について、「5000部に過ぎない」と告発。来年度は1万部に倍増されます。