愛知民報

【16.02.21】参院選の2016年 初戦に勝利 弥富市議選 三宮、なす両氏当選

 
 今年最大の政治決戦となる参院選が7月に迫るなか、日本共産党は、初戦の弥富市議選で現職2氏を当選させ、参院選の躍進・勝利をめざす運動に勢いをつけています。同党の動きについて本紙記者が語り合いました。

 

戦争法・高額水道料金ノー

前哨戦

 A 弥富市議選は参院選の前哨戦として各党が力を入れた。
 B 自民党は愛知選挙区や比例代表の参院議員が弥富に乗り込んだ。民主党も県連代表の参院議員が新人の応援に入った。
 C 日本共産党は、すやま初美愛知選挙区候補、本村伸子衆院議員、井上さとし参院国対委員長が応援に駆け付けた。主要政党激突の様相だった。

1・3倍

 A 弥富市議選での日本共産党の得票は。
 B 三宮十五郎候補となす英二候補の合計得票2095票は、同党の躍進がはじまった2013年参院選比例得票の1・3倍だ。「がんばれば躍進できる」と、参院選の運動にはずみがつく。

国政・市政一体

 A 論戦の特徴は。
 B 日本共産党は国政・市政一体の論戦を展開した。「戦争法廃止、憲法を生かす市政を」「消費税10%増税中止、県内最高額の水道料金引き下げを」の訴えは共感を広げた。
 C 同党の市民要求アンケートでは、「くらし向きが悪くなった」が多数で、「戦争反対」の声が目立った。戦争法廃止や水道料金引き下げを求める署名が集まった。
 B 自民党や公明党は、戦争法や消費税増税の論戦を避けた。「1億総活躍社会」など安倍政権の政策をビラに書いた自民系現職は落選した。

党勢拡大

 A 日本共産党の役員は、当選が決まった直後のあいさつの中で党勢拡大の必要を強調した。
 B テレビの討論番組で著名なジャーナリストから「野党の中で最も注目されているのが共産党だ」という発言が出ている。こうした注目を参院選や衆院選、中間地方選のあらたな躍進につなげる自力づくりが同党自身の大きな課題になっている。
 

大府市長選 碧南市議・扶桑町議選

 7月の参院選にむけた激動の政局のなか、日本共産党は、大府市長選(3月20日告示・27日投票)に推薦候補の山口ひろふみ氏、碧南市議選(4月17日告示・24日投票)に山口はるみ(現)、岡本守正(現)、磯貝明彦(新)の3氏、扶桑町議選(4月19日告示・24日投票)に小林あきら(現)、高木よしみち(現)両氏を擁立します。
 同党は、参院選の「比例・日本共産党、愛知選挙区・すやま初美」の支持拡大と一体で、地方選挙の取り組みをすすめています。