自衛隊が海外での武力行使となる「駆けつけ警護」ができるようにする戦争法成立のもと、アフリカ・南スーダンへの自衛隊派兵に反対する市民の運動がおきています。
安倍政権が第9次国連平和維持活動として今月から来月にかけて派兵するのは、名古屋市守山区に司令部を置く陸上自衛隊中部方面隊第10師団。道路など施設整備が任務ですが、現地は内戦状態で、自衛隊は小銃や機関銃、軽装甲機動車を装備しています。
南スーダンの自衛隊への物資の空輸拠点は、アフリカ東部のジブチ国内の空港に設置されている自衛隊基地。ソマリアの海賊対処のためとして約47億円をかけて航空機格納庫や隊員宿舎が建設された自衛隊初の海外基地で、米軍と一体となった自衛隊の恒久的な駐留がねらわれています。空輸にあたるのは愛知の小牧基地所属のC130輸送機です。
愛知県平和委員会などは13日、防衛大臣と第10師団長にたいし南スーダン派兵中止を求める請願書を提出しました。