日本共産党の、たけだ良介参院比例代表予定候補は13日、「戦争法廃止の国民連合政府」提案を持って、知多半島を駆けめぐりました。JAあいち知多や野間漁協を訪問しました。阿久比町では日本共産党員の石川桂元町長から激励を受けました。知多市内で街頭演説やつどいもおこないました。
漁協、JAを訪問
養殖のりを生産する美浜町の野間漁業協同組合では日本共産党の山本辰見町議の案内で、吉田和広組合長(51)を訪問しました。
同組合長は「後継者が一番の悩み。収入が安定しないから継がせられない」と語ります。TPP問題では「のりは加工品だから産地表示義務がない」と影響を心配します。たけだ候補は「自然が相手の仕事では、収穫に波がある。所得補償など支援が必要ですね。TPPには断固反対します」と応じました。
吉田氏は、環境悪化にふれ、「伊勢湾は長良川河口ぜきなどダム建設により木曽三川からの栄養供給が止まり、のりが成長しない。人工島の中部国際空港で潮の流れが変わった」といいます。
また「温暖化によって最近は海水温が高い。のりは水温が下がらないとできない。収穫量が減っている」と苦労を語りました。たけだ氏は「環境破壊を許さないためのルールづくりが必要。国会でも取り上げたい」と述べました。
JAあいち知多(常滑市)では、前田隆組合長とTPPの影響などを話し合いました。日本共産党の西本真樹市議も同席しました。
元阿久比町長が激励
石川桂元阿久比町長は、戦争法案廃案の意見書提出を求める町議会への請願を、保守を含む元町議ら37人の賛同を得て町議会に提出しました。憲法違反の戦争法案を「黙って見過ごすわけにはいかないと考えた」といいます。
石川氏は「党派間で争っている場合ではない。賛同者とともに戦争法廃止の2000万人署名を進めようとしている」と話しました。
たけだ候補は、「戦争法を廃止するため必ず国会へ行く」と述べ、石川氏と固く握手しました。