愛知民報

【15.11.01】記者座談会 日本共産党と国民の関係劇的に変化

野党のまとめ役

  9月19日に戦争法が成立したが、国民のたたかいは止まらない。同日、日本共産党が発表した「戦争法廃止の国民連合政府」実現のよびかけに大きな共感が広がっている。日本共産党と国民との関係が劇的に変化しつつあるのを感じる。

  10月25日投票の宮城県議選で、日本共産党は議席を倍増させ、県議会第2党に躍進した。この影響は大きい。名古屋市内での同党の駅頭宣伝で、日頃手ごたえのないところでも向こうからビラを取りにくる状況だ。

  戦争法、原発再稼働、TPP、沖縄新基地建設など民意を無視して暴走する安倍政権ストップ、野党共闘を求める声が高まっている。「共産党が野党のまとめ役になっている。がんばれ」という声が出ている。宮城の躍進にその期待があらわれた。 

  メディアも「野党勢力結集の具体策を真剣に検討すべき時に来ている」(「中日」10月27日付社説)と書いているね。

愛知の選挙でも

  愛知の選挙でも変化が起きている。

  10月4日投票の小牧市議選で、日本共産党は立候補した3人全員が当選し、得票数を前回比で133%に伸ばした。

  小牧でも、その前の9月20日投票の稲沢市議選でも、得票数・率で共産党が公明党を上回った。最近の世論調査の政党支持率で、共産党が民主党より高い場合がある。

  共産党の支持が伸び、政党の力関係が変わってきている。 

広がる共同

 
  日本共産党の参院愛知選挙区予定候補すやま初美さんが語る「戦争法廃止の国民連合政府」提案のビデオレターが新鮮だね。
 
  すやまさんは提案を幅広い団体に届け、意見交換している。愛知県経営者協会や名古屋商工会議所、連合系労組も訪問している。県弁護士会との懇談では、違憲の安保法制廃止、立憲主義回復の共同で一致した。

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 元犬山市長で元民主党衆院議員の石田芳弘さんは「国民連合政府の提案にまったく同感。私も一翼を担いたい」と発言している。

党勢拡大

  愛知の日本共産党は10月下旬から参院選勝利をめざす第2次全県宣伝キャラバンをスタートさせた。すやまさんら弁士の訴えに、市民から熱い激励が寄せられている。

  6月から9月までに、日本共産党に入党を決意した人は全国で5000人を超えている。10代、20代の入党が増えている。 

  参院選に向け、自民党や公明党は、党員や党機関紙の読者の拡大に躍起だ。

  党勢拡大でも、日本共産党の飛躍的前進が求められているね。