愛知民報

【15.09.27】予備校前で防衛大勧誘 「経済的徴兵制」と批判

 愛知県労働組合総連合などが18日夕、名古屋市中区で行った戦争法に反対する宣伝行動で、愛知県高等学校教職員組合(愛高教)の役員が自衛隊による学生の勧誘が強められていることにふれ、「経済的徴兵制」につながる動きを厳しく批判しました。訴えの一部を紹介します。
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 名古屋市内の大手予備校の前で制服を着た自衛官がビラを配っていました。10月11日の陸上自衛隊守山駐屯地の一般公開の案内の裏に、防衛大学校と防衛医科大学校の受験案内が印刷されていました。「学位授与」「受験料、授業料、宿舎、食費無料」という文字が強調されていました。
 子どもたちは社会に役立ちたいという気持ちを持っています。大学に進学しても学費が払えない、あるいは高い奨学金を借りても卒業後返せるかどうか不安に思っている学生もたくさんいます。
 自衛隊は親に経済的な心配をかけずに学びたいという学生の弱みに付け込もうとしています。経済的徴兵制そのものです。学生たちがお金のために他国の人を殺すようなことがあってはなりません。