平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会(革新・愛知の会)は7月25日、名古屋市中区で沖縄県の米海兵隊辺野古基地建設反対闘争に連帯する市民集会を開き、約380人が参加しました。「オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖・撤去、県内移設断念」の建白書の内容で共同する「オール沖縄」の仲里利信衆院議員(無所属)が講演し、新基地建設反対、戦争法案阻止を呼びかけました。講演の一部を紹介します。
2014年の名護市長選挙では、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する稲嶺進さんを応援しました。
選挙では稲嶺さんが圧勝し、私は自民党から除名されました。
私は昨年の総選挙では沖縄4区から「オール沖縄」の共同候補として無所属で立候補し当選しました。
名護市辺野古への米軍基地移設押し付けと安保法制は無関係ではありません。日米防衛協力のための約束があるからです。
辺野古基地計画は普天間基地の代替基地ではありません。イージス艦が着岸できる岸壁や弾薬庫までつくるというのです。巨大な出撃基地です。安保法制同様、黒を白と言っていれば分かってもらえると思っています。恐ろしい。
安全保障環境を悪化させたのは安倍首相です。力と力による軍拡や抑止力は通用しません。政府が「平和、平和」というときこそ、戦争が近くなるのは歴史が証明しています。
観光関係者の話によると、米軍基地は百害あって一利なしです。
アメリカから日本に返還された土地の経済発展は目覚しい。那覇新都心では返還前の経済効果は52億円、返還後は1600億円を超えています。雇用も大幅に増えています。
ホテル経営者が「米軍基地がある沖縄は危ない」という風評被害を心配しています。2001年9月の米同時多発テロのとき、2300件のキャンセル、56億円の被害があったといいます。
私は沖縄の地上戦体験者です。米軍の攻撃から逃れるために、ガマ(自然洞窟)に逃げ込み、九死に一生をえた経験があります。
戦争体験者として、安保法制は絶対に阻止します。衆議院本会議で強行採決の時には、議場に残って反対の意思表示をしました。
安倍首相に言いたい。「沖縄の歴史に学びなさい」と。