日本共産党愛知県委員会は7月24日、戦争法案を参院で阻止するための議員要請をおこない、安倍政権打倒を求める県民の声を国会に届けました。同党の、すやま初美参院愛知選挙区予定候補も参加。戦争法案反対の国会請願署名を井上さとし参院議員に託しました。井上氏は参院安保法制特別委員会の委員になったことを報告。「徹底審議で安倍政権を追い詰め、戦争法案をを廃案に追い込む」と意気込みを語りました。
東京・永田町の参議院議員会館。愛知の要請団は3班に分かれ、愛知と近県選出の参院議員事務所を訪ね、戦争法案に反対する国会請願の紹介議員になるよう求めました。
すやまさんは、愛知県選出の藤川政人、酒井庸行の両自民党参院議員の事務所を訪問。戦争法案に賛成しないよう要請しました。応対した秘書は「議員がいないので…」と署名の受け取りを拒否しました。
民主党の斎藤嘉隆議員の事務所の秘書は「議員がいないので判断できないが、趣旨はきちんと伝える」と応対しました。
他の班から、他県および比例代表選出の民主党や社民党議員の秘書が「共産党が集めた署名を受け取るのは初めて」といいながら署名を受け取ったという報告もありました。
この日、国会に持ち込まれた戦争法案反対の署名は約3000人分。累計は約1万6000人分です。
「勝ち上がる」 すやまさん参院選に向け決意
参院愛知選挙区の定数は、来年の選挙から3から4に増やされます。7月28日の衆院本会議で可決・成立(参院先議)した参議院定数の「10増10減」によるものです。
すやまさんは来年夏の参院選に向け「平和と憲法を守りぬく日本共産党の議席を勝ち取りたい。何としても勝ちあがり、国会に来ます」と表明。井上議員と堅い握手を交わしました。
国会正門前でアピール
愛知の国会要請団は7月24日夜、国会正門前などに約7万人が集まった「安倍政権NO!首相官邸包囲・国会周辺大抗議」(首都圏反原発連合、全国労働組合総連合、SEALDs=シールズなどがよびかけ)にも参加。
「憲法守れ」のプラカードを手に「安倍はやめろ」「戦争法案絶対反対」「集団的自衛権はいらない」などと声をあげました。すやまさんは「この熱気を愛知に持ち帰って運動を広げる」と話しました。