愛知民報

【15.07.12】記者座談会? 愛知県議会 日本共産党県議誕生で新しい時代

 愛知県議会の6月定例会が7日閉会しました。日本共産党県議団復活後初の定例議会です。県議会の変化を記者が語り合いました。
 

質的な変化

  県議会の定数は102。日本共産党は2議席だが、県議会に質的な変化がおきている。

  同感だ。県の行政幹部は「野党のいない議会は異常だ。緊張感がなく、なれあいと言われても仕方ない」と言っていたが、日本共産党県議の実現でオール与党県議会に画期的な変化がおきつつあることは間違いない。

自共対決

 A 5月の臨時議会でも今度の6月議会でも、最終日の本会議で、大村知事の提案に反対する討論に立ったのは日本共産党議員。賛成討論は自民党議員だった。絵に描いたような「自共対決」だね。

  日本共産党議員のいないオール与党県議会では賛成の立場の発言ばかりだった。日本共産党の討論で議案の問題点が浮き彫りになり、議会に緊張感が生まれた。

  マスメディアも日本共産党の発言で県政の問題点が色々書けると歓迎しているね。

請願増える

  今度の6月議会には、県民から6本の請願が提出された。日本共産党議員が紹介議員になり、県議会請願がぐんと増えた。請願が審査された委員会では戦争法案やTPPに反対する請願代表者の口頭陳述がおこなわれた。県議会と県民がぐっと近づいた。

ゼロ戦

  5月臨時議会では、県営名古屋空港内に30億円を投じてゼロ戦や小型ジェット旅客機など三菱製の航空機の展示施設をつくる計画が問題になった。日本共産党は、戦争美化、大企業奉仕の問題点を指摘して反対した。

  朝日新聞6月22日付は、県営名古屋空港の地元町長がゼロ戦展示について「若い子にそういうものを見せて、興味を持たせたくない」という発言を紹介した。日本共産党県議の議会論戦は平和世論の反映だ。

県民から期待

  日本共産党県議団には広範な県民から切実な要求が次つぎ寄せられている。県議団の今後の活躍が期待される。

【次号に続く】