今回の愛知県議選・名古屋市議選の結果、大村オール与党県政に対決する野党・日本共産党県議団が誕生し、同党名古屋市議団は市議会の全常任委員会に複数議員をもつ第3党に伸びました。これは愛知県政と名古屋市政の“質的変化”であり、新しい「自共対決」時代の到来と言えます。
「第3極」の凋落・衰退ぶりが目立ちました。大村知事・河村名古屋市長の“村々コンビ”の県議会の「減税日本一愛知」は当選者ゼロで消滅。名古屋市議選で減税日本は前回当初に獲得した28議席から13議席に激減しました。
維新の党は、名古屋市議選で改選時3議席から1議席に後退しました。昨年の衆院選での名古屋市内得票は約13万票でしたが、市議選では約3万7千票に激減しました。
緑区では、維新の党愛知県総支部幹事長で日本会議名古屋市会議員連盟会長の現職が落選。「身を切る改革」の中身は政党助成金増額で「身を肥やす改革」。有権者を引きつけませんでした。
次世代の党は名古屋市議選に4人を立候補させましたが、当選者はゼロ。緑区新人のポスターには日の丸を配し、極右丸出しでした。