革新統一知多懇談会（知多革新懇）が５月24日に半田市内で開いた総会で、個人加盟労組、名古屋北部青年ユニオンの原田芳裕書記長がパワーハラスメント（パワハラ＝職場でのいじめ、嫌がらせ）の経験を語りました。
原田氏はかつて営業職として勤めた会社で、所属長から度重なる暴言、業務妨害、退職強要を受けたため、ユニオンに加入。団体交渉、労働審判を経て解決にいたった経過を紹介しました。
原田氏は「パワハラは労働者を精神的に参らせ、自殺に追い込むもの。組織的におこなわれれば、その会社は労働者を使い捨てにするブラック企業」と指摘。その背景に、成果主義が広がり、「売上げや利益で結果が出なければ簡単に人を切れる」という意識がまん延していることを強調しました。
また同氏は不安定雇用を広げる安倍政権の政策について「労働者の収入減少など、経済的ダメージが大きい。パワハラの助長や企業のブラック化を許す」と批判しました。
