戦争と平和の資料館・ピースあいち(名古屋市名東区)で5月17日に行われた講演会で、『日本国憲法を口語訳してみたら』の著者、塚田薫氏は、みずから口語訳した条文を使い、安倍内閣の解釈改憲の問題点について語りました。
塚田氏は、「憲法は日本で一番偉いルールだから、政府がそれに逆らうようなことをしたら無視していいよ」と憲法の最高法規性を定めた98条を紹介しました。
また、違憲立法審査権を定めた憲法81条について、「裁判所は、全部の法律や権力が出す命令・規則・処分が憲法に違反していないかをチェックできるよ」という口語訳を紹介。
解釈改憲は、裁判所が認めなければ違憲となることを指摘しました。