昨年夏の参院選で躍進した日本共産党は、その後に県内でおこなわれた地方議員選挙の結果を「前進」と見ています。
2・8倍
議員補欠選挙では議席には及びませんでしたが、参院選比例票に比べ、昨年の大治町では2倍、知多市で1・8倍、自民候補との一騎打ちとなった今年4月の津島市では2・8倍を獲得しました。
トップ当選
定例の市議選では、昨年11月の新城市、今年3月の東海市、4月の愛西市、北名古屋市、清須市の市議選で、全体として現有議席数を維持し、前回より議席占有率、得票率を前進させました。
新城市議選で、新人候補がトップ当選し、議席の空白を克服しました。野党議員の誕生で、「オール与党」市議会に風穴が開き、新風が吹きはじています。
東海市、愛西市、北名古屋市では、党議席の現新交代、世代的継承が実現しました。
自力づくり
各党は来春のいっせい地方選挙に向けて動きを強めています。日本共産党愛知県委員会の選対幹部は「昨年の参院選後の基調は前進ですが、躍進まではいっていない」と緊張を高めています。「いっせい地方選挙で、参院選に続く躍進を勝ちとるためには、党の自力づくりが決定的に大事です」と、党勢の拡大を強調しました。