A 来春のいっせい地方選挙に向けて各党の動きが激しい。特徴を出してほしい。
「自共対決」
B 愛知県議選・名古屋市議選の定数が決まり、立候補予定者が走り出している。ポスターの貼り出し、政策ビラの宅配、朝宣の場所取りは競り合いだ。
C 自民党は、安倍暴走による支持基盤の崩れを防ごうと、党員拡大に躍起だ。愛知県連は「党員募集中」のポスターをつくった。
B 日本共産党は選挙勝利のカギは党員拡大と見て、力を入れている。3、4月に県内4カ所で市田副委員長が入党を呼びかける集会を開いた。各会場300人、400人と集めている。
A 党勢拡大運動でも「自共対決」になっている。他の党は。
「看板替え」
B 党勢拡大どころでない。明日は党そのものがどうなるか、わからない有様だから。
A 民主党は?
B 民主党の看板ではたたかえない、候補者も集まらないと、「新政あいち」という政治団体を立ち上げる。新聞は「苦肉の看板替え」と書いている。
A 第3極は?
C 「非自民の連携・結集」というが、自民翼賛勢力をかき集め、生き残りの選挙互助会づくりだね。
A 河村名古屋市長の減税日本は。
B 自分でつくって、自分でつぶすつもりだろう。維新や結いとの連携は「減税解党辞さず」と言う。こっちも「看板替え」だ。
C 河村流「減税」政策は破たんした。大村愛知県知事は県民税減税の実施をやめた。
A 共産党の市田氏は「地球にあるのは南極と北極だけ。第3極なんてない」と言って会場を沸かせた。
ベストセラー
A 共産党に新しい関心や注目が生まれているね。元『週刊文春』記者が書いた『日本共産党の深層』という新書がベストセラーになっている。著者は「共産党の主張は私利私欲ではない。社会はかくあるべしという『愛国主義』ですよ」と発言している。
B 「朝日」の地方選特集記事は、「自民不安」「共産 攻める」と見出しをつけた。
C 愛知の共産党は、県議選や市町村議選の候補者づくりをすすめている。5月17日に、党中央の選挙対策局長を講師に選挙学校を開き、選挙態勢づくりに拍車をかける。
A 7月11日には、山下書記局長が愛知入りし、名古屋で大演説会を開く計画だ。