中学生 自衛隊体験 迷彩服着てドーラン塗ってほふく前進
愛知県内の中学校で、自衛隊職場体験学習がおこなわれています。新日本婦人の会が学校や教育委員会に中止を申し入れています。
同会のニュースによると、犬山市内では、犬山中学校と南部中学校の2年生が県内にある陸上自衛隊の駐屯地や航空自衛隊の基地に出かけ、隊員生活を体験しています。
隊員食堂で食事をする程度ではなく、中学生が「迷彩服を着て、顔にドーランを塗り、匍匐(ほふく)前進を体験した」と、戦闘訓練を受けています。
瀬戸市では昨年度、水無瀬、南山、幡山の3中学校の生徒が自衛隊の職場体験に参加しています。
新日本婦人の会瀬戸支部は2月、市教育委員会に、自衛隊職場体験を止めるよう要望書を提出しました。
県内著名人が県民アピール
愛知県弁護士会の元会長ら12氏は、安倍政権がめざす憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対するアピールを発表し、これを広く県民に伝える呼びかけ人、賛同人を募集しています。
発起人
天野鎮雄(俳優)、池住義憲(元・自衛隊イラク派兵差止訴訟の会代表)、内河惠一(弁護士)、梅村忠直(弁護士・元愛知県議会議員)、折出健二(愛知教育大学名誉教授)、木全和博(真宗大谷派宝泉寺住職)、纐纈和義(愛知県弁護士会元会長)、津田正夫(元NHKディレクター)、寺本康美(コープあいち顧問)、野間美喜子(弁護士)、本秀紀(名古屋大学大学院教授)、山田幸彦(愛知県弁護士会元会長)
事務局=憲法と平和を守る愛知の会☎052(871)5433(愛知県労働組合総連合内・関さん)
名古屋市内でデモ
「海外で戦争する国を許すな」「解釈改憲を許さないぞ」―県内の平和団体や労働組合などでつくる安保破棄・諸要求貫徹愛知県実行委員会は4月24日、名古屋市内で集団的自衛権行使容認に反対する集会とデモ行進をおこないました。
自由法曹団愛知支部幹事長の長谷川一裕弁護士は「公務員には憲法擁護義務があるのに、安倍首相はひたすら改悪に走っている」と糾弾。解釈改憲に日本弁護士連合会と全国のすべての弁護士会が反対していることを紹介しました。また「アメリカはベトナムで、旧ソ連はチェコスロバキアやアフガニスタンで集団的自衛権を口実とした軍事介入を行った」と強調しました。
集会では、日本共産党の、もとむら伸子参院愛知選挙区候補、社民党、新社会党の代表があいさつしました。