河村たかし名古屋市長が代表の減税日本所属の黒川慶一名古屋市議(千種区選出)が政務調査費を不正に受給した問題で、同区の住民20人が18日、同市議を詐欺罪で千種警察署長に告発しました。
黒川市議が市議会議長に提出した政務調査費報告書に添付されていた領収書では、2012年11月15日夜のわずか44分間の間に、名東区の同じガソリンスタンドで3回も給油。この間に千種区で調査活動をしていたと報告しています。
告発状は「セルフ方式のガソリンスタンドに他人が取り忘れた領収書を利用して、……3万4678円を交付させて、これを詐取した」と指摘しています。
黒川氏は「領収書をうっかり持ってきてしまった。故意ではない」と説明しています。
告発人の一人、黒田二郎・元日本共産党市議は「黒川氏は市民への謝罪も反省の言葉もありません。議員をただちに辞職すべきです」と話しています。
黒川氏は、他にも事務所賃料の領収書を偽造して政務調査費を不正に受給したことが発覚しています。
減税日本議員の不祥事が止まらず、自ら税金を食い物にする体質をあらわにしました。
河村代表は、黒川氏の不正について10月15日の記者会見で「犯罪になるかどうかわからない」と述べており、党代表としての責任も自覚できない状況にあります。