愛知民報

【13.11.17】原発再稼働を許さない  名古屋でデモ

 
 「原発再稼動を許さない」「原発ゼロを永遠に」と訴える集会とデモ行進が10日、名古屋市で行われました。関西電力東海支社前で抗議行動を続けている「TEAM原発いらんがねNAGOYA」が呼びかけ、1000人が参加しました。

 国内で唯一稼動していた関西電力大飯原発が9月、定期点検のため停止し、稼動原発はゼロになりました。しかし、原子力規制委員会は再稼動にむけ7カ所の審査を進めています。中部電力は年度内に浜岡原発(静岡県)の再稼動申請をする方針です。

 集会で、首相官邸前で抗議行動を行っている「首都圏反原発連合」のミサオ・レッドウルフさんが連帯あいさつし「全国でデモを大きく広げ、私たちの意志を可視化しよう」と訴えました。

 日本共産党から佐藤正雄福井県議が登壇しました。福井市や小浜市に原発を作らせず、原発が立地する敦賀市でも増設を阻止したことを紹介し「福井県と関電が結託し、大飯原発の再々稼動を目論んでいる。原発が立地していない県の住民とも連帯してたたかおう」と述べました。

 デモ行進は沿道の注目を集めました。大きく手を振っていた女性商店主は「こうやって繰り返しデモをやることが大切ですね。いつまでも原発ではいけない」と話していました。