安倍内閣と与党の自民・公明が開会中の臨時国会で成立をねらう秘密保護法案に反対が広がっています。
国民の目・耳・口ふさぐ
県内の弁護士と市民らでつくる「秘密保全法に反対する愛知の会」は、自民党が同法案の構想を検討する段階からこれに反対する運動を開始し、シンポジウムや街頭宣伝、各地の学習会への弁護士の派遣など精力的に活動しています。
8日には名古屋市選出の国会議員に反対の要請行動、14日には街頭宣伝を実施。21日には午後6時半から名古屋市の栄周辺で、スピーチ集会とデモ行進を行います。
戦争は「秘密」から始まる
「憲法と平和を守る愛知の会」は、毎週土曜日の正午から名古屋市中区の繁華街で「秘密保護法反対」の宣伝・署名に取り組んでいます。
2日には、同会に参加する日本共産党、国鉄労組名古屋地方本部、革新・愛知の会の人たちが宣伝しました。共産党の林信敏県副委員長、宗教者平和の会の石川勇吉氏らがマイクを握り、同法案のねらいは日米一体の戦争体制づくりだと告発しました。
同会は30日午後1時半から、名古屋市の第2栄公園で「平和と憲法を守る」集会とデモ行進を行います。
憲法に反する
愛知県保険医協会は1日、「国民の目と耳、口をふさぐ特定秘密保護法の廃案を求める」声明を発表しました。
声明は「国民主権、恒久平和、基本的人権の尊重を掲げた日本国憲法の下で到底許されない」と述べています。
共産党がいっせい宣伝
日本共産党は2~4日、秘密保護法案を廃案に追い込む全国いっせい宣伝を呼びかけました。県内各地で同党の議員や党員が、駅やスーパー前で、同法案阻止を訴えた「赤旗」号外を配布し、署名を呼びかけました。
愛知県委員会は2日夕方、名古屋市の金山総合駅で「何が秘密かを国民に秘密にして逮捕」の横断幕を掲げ、もとむら伸子、河江明美の両常任委員、八田ひろ子元参院議員が、国民の知る権利を奪う同法案を批判しました。
愛知県委員会は11日にもいっせい宣伝に取り組みます。