愛知民報

【13.10.27】対決、対案、国民と共同 日本共産党 臨時国会 安倍政権の暴走許さず

 15日に始まった臨時国会。日本共産党は、?対案?をもって安倍自公政権の暴走と?対決?し、国民との?共同?で政治を動かす役割を果たしています。同党以外の野党は対抗軸を示せないばかりか、民主はいまだ?与党気分?で、「第3極」は政権の応援団です。日本共産党の奮闘に県民各層の期待が強まっています。

公約実現へ攻勢的に 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭

 
 来年4月から消費税を増税すると「決断」した安倍総理は、臨時国会の召集日に介護・医療・年金・保育の制度を大改悪する「プログラム法案」を閣議決定しました。国民への重大な挑戦です。
 しかも、首相官邸に権力を集中し、アメリカと一体となり「戦争をできる国」へと日本を作り変える準備を着々と進めています。
 そのため、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置、国民の目と耳、口をふさぐ秘密保護法案などを成立させようとしています。先日は、衆院本会議で、国家安全保障特別委員会の設置を強行しました。たいへん危険です。
 安倍内閣の「経済対策」は、消費税増税で8兆円も庶民から吸い上げ、6兆円を大企業のためにばらまくものです。
 さらに、色あせたアベノミクスを補強するため、「世界でいちばん企業が活躍しやすい国」をつくる「成長戦略」と称して、この国会で「産業競争力」法案や「国家戦略特区」法案を成立させるとしています。徹底的に追及しなければなりません。
 「完全にブロックされている」と言いながら、福島原発汚染水の問題は深刻化するばかりです。それでいながら、原発の再稼働や輸出を強行するなど論外です。「公約違反」のTPP参加等々……。これまでの自民党政権とくらべても、きわめて悪質です。
 この安倍内閣の暴走と、真正面から対決できるのは日本共産党しかありません。
 臨時国会の冒頭には、「公約実践の第1号」としてブラック企業規制法案を参議院に提出しました。攻勢的な論戦で、安倍内閣を徹底的に追い詰めていく決意です。

さすがは共産党  愛知県労働組合総連合・榑松佐一議長

 ?ブラック職場?では多忙と長時間労働で若者が疲弊しています。新人正社員が20~30人のパートを指揮する職場もあります。労働者全員が追い詰められています。
 共産党がブラック企業規制法を国会提出した2日後に、政府は解雇ルールを緩和する雇用規制緩和特区を断念しました。さすがは共産党だと思います。

業者に地獄の消費税  愛知県商工団体連合会・太田義郎会長

 アベノミクスの「国際競争力」重視では資金は国内の投資には回らず、中小企業の体力を奪っていきます。
 さらに消費税増税の追い討ちです。多くの業者が消費税分を転嫁できず自腹を切っています。業者にとって消費税は地獄の税です。
 共産党には消費税増税をストップさせるために、安倍首相を徹底追及してもらいたい。

秘密保護法は弾圧法  秘密保全法に反対する愛知の会・?嶌将周(はまじままさちか)事務局長(弁護士)

 安倍政権が国会提出を狙う特定秘密保護法案は、国民の目、耳、口をふさぎ、基本的人権と民主主義を破壊する弾圧法です。幅広い国民と連携して阻止する必要があり、愛知県弁護士会も抗議のデモ行進を行いました。
 共産党は「上程は許さない」と主張しており、国会での頑張りに期待しています。

TPPに農家の怒り  農民運動愛知県連合会・本多正一事務局長

 自民党はTPPについて「守るべきものは守る」と公約したではないか。三河の自民党議員は全員そうです。安倍政権は?聖域?の重要5品目も譲歩対象にしました。公約違反で秘密主義もはなはだしい。共産党には徹底追及してもらいたい。
 多くの農家がTPPには怒っています。私たちも大いに共同を広げたい。