引き続く前進へ不可欠 希望ある未来ひらく運動
9月に開かれた日本共産党第8回中央委員会総会(8中総)は、来年1月に第26回党大会を招集し、大会成功にむけた「党勢拡大大運動」(「大運動」)を決定しました。
8中総は参院選の結果について、?自共対決の政党構図のもとで抜本的対案を示した活動、?一点共同の取り組みの広がり、?全党、後援会の懸命の取り組みなどで「第3の躍進」を勝ち得たと指摘。同時に、党勢の実力以上の結果だったことも直視し「この弱点の克服こそ、引き続く前進へ絶対不可欠の課題」と強調し、大運動を提起しました。
目標は、党員拡大を中心・根幹にすべての支部が新入党員を迎え、読者は第25回党大会水準を回復することです。愛知県委員会は党員1000人、日刊紙読者1800人、日曜版読者9900人を増やす目標です。
9月は、全地区が入党者を迎え、日刊紙、日曜版とも前進となりましたが、目標は大きく残しました。
党員拡大では、青年が「15時間分の残業代しかでない。私の職場もブラックです」「共産党は正しいことを主張している」と入党を決意。20年間入党をためらってきた自治体労働者が「共産党を大きくしなければ」の訴えに決意するなど変化も生まれました。
日本共産党は、2010年代に達成すべき「成長・発展目標」として数十人の国会議員団をつくり、21世紀の早い時期に民主連合政府の樹立を展望しています。
愛知県委員会も、国政選挙の絶対得票率10% 達成で衆・参で数人の国会議員、二桁の県会議員などをめざします。国政選挙で必ず前進を続けるためにも「実力アップ」は不可欠で、今回の「大運動」にはこうした大志とロマンがあります。
志位委員長は党創立91周年記念講演で「開始された日本共産党の?第3の躍進?を日本の政治を大きく変える大河のような流れにすることが……国民に希望と幸福をもたらすことはもとより、アジアと世界の平和と社会進歩への貢献となる」と結びました。
エンゲルスは、マルクスの著書「フランスにおける階級闘争」への序文で、「大衆が何をなすべきかを理解するためには、長い間の根気づよい仕事が必要である。そしてこの仕事をこそいま我々が行っており、しかも敵を絶望に陥れるところの成功をおさめつつある」と書いています。
「大運動」を全党運動に発展させて必ず成功させたいと思います。