日本共産党の井上哲士参院議員と愛知、静岡、岐阜、三重の各県委員会代表が4日、名古屋市の中部電力本店を訪ね、浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた安全審査の申請を断念するよう申し入れました。
同社は先月25日、4号機の安全審査を今年度内の早い時期に原子力規制委員会に申請すると表明しました。
井上氏は「福島第1原発事故の原因もわからないままで安全な新基準はありえない。国の基準に沿えばよいではなく、福島原発の汚染水漏れの深刻な事実を正面から受け止めるべきだ」と主張。
党愛知県委員会の本村伸子・原発ゼロ対策部長は「原発への依存率が低い中電が原発からの撤退を決断し、自然エネルギー普及をリードしてほしい」と訴えました。
応対した広報担当者は、原発のエネルギーが必要との立場に固執。静岡県の山村糸子県委員長や原発周辺自治体の議員は、マスコミ調査では静岡県民の8割が浜岡原発の再稼働に反対していると訴えました。